換気扇（レンジフード）の油汚れの落とし方｜掃除の手順＆やり方

毎日の料理の際に欠かせない換気扇。

しかし「キッチンのお掃除で厄介なところ」といえば、どこが思いつきますか？きっと「換気扇」を思い浮かべた方は少なくないはずです。

長時間放置してしまった油汚れがギトギトに固まっていたりすると、洗剤をつけてこすったとしてもなかなか落ちませんよね。

換気扇（レンジフード）掃除を苦手に思う方が多い理由の1つではないでしょうか。

しかし、換気扇（レンジフード）掃除は手順をしっかり踏めば比較的楽に汚れを落とすことができるんです。

そして、その後キレイにキープするための方法もあります！

この記事では、換気扇の油汚れについて、その種類や発生原因を解説し、誰でも簡単に実践できるレンジフードの掃除法を神奈川県でハウスクリーニングサービスをご提供しておりますハウスエイトが紹介します。

また掃除に必要な道具や効果的な洗剤の選び方もお伝えすることで、効果的に油汚れを落とす方法が分かります。

さらに、普段の掃除ではなかなか届かない部分に対するプロの対策についても触れ、どのタイミングでハウスクリーニング業者に依頼すべきかについての指針を提供します。

加えて、日常的なお手入れや使用法の工夫など、油汚れの予防策も取り入れ、掃除の手間を減らすコツも学ぶことができます。

換気扇の油汚れの種類と原因

換気扇は、厨房や調理スペースで発生する煙や臭い、だけでなくお部屋の湿気を排出するための重要な設備です。

しかし、日常的に使用することで、さまざまな種類の脂汚れやホコリが蓄積されます。

この汚れにはいくつかの基本的な特性や、発生する原因が存在します。

油汚れの基本

換気扇に付着する油汚れは、主に調理中に発生した油分や食材の成分が原因です。

これらの油は温度や湿度の変化により、粘着性を増し、さらにホコリやゴミが混ざることで、頑固な汚れへと変化します。

油汚れはその性質上、放置すると掃除がが難しくなり、掃除が億劫になってしまいます。

一度油汚れが付着すると、見た目にも影響が出るだけでなく、衛生面でも問題が生じる可能性があるため、定期的な点検と掃除が欠かせません。

油汚れが発生する原因

油汚れが発生する主な原因は、料理の種別、調理方法、そして換気扇の使用頻度です。

例えば、揚げ物や炒め物、さらには焼き物などの調理方法では、大量の油が飛び散り、換気扇に付着することが多くなります。

このような油汚れは、調理中の熱によって蒸発し、さらに冷却する過程で揮発油として換気扇の部品に凝縮されます。

また、通気が不十分な場合、汚れが蓄積されやすく、時間が経つにつれてどんどん厄介な汚れへと変貌します。

さらに、換気扇のフィルターに関しても、その役割を過小評価してはいけません。

フィルターは油や煙をキャッチする役割を果たしていますが、これが劣化したり詰まったりすることによって、換気効率が低下します。

結果的に、油汚れが外部に排出されず、換気扇内部に溜まり続けることも原因の一つです。

これらの油汚れは見た目にも悪影響を及ぼします。そのため、油汚れの特性と発生原因を理解し、適切なメンテナンスを行うことが大切です。

換気扇の掃除に必要な道具

換気扇はキッチンにおいて重要な役割を果たしており、使用するたびに油分や煙、臭いを効果的に排出してくれます。しかし、使用頻度が高いがゆえに、汚れが蓄積しやすく、定期的な掃除が必要です。掃除を行う際には、適切な道具と洗剤を用いることで、誰でも簡単に汚れを取り除くことが可能になります。

掃除道具

換気扇の掃除に必要な基本的な道具は次のとおりです：

• ドライバー：換気扇を分解するためには、通常のプラスまたはマイナスドライバーが必要です。具体的な型によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
• バケツ：シロッコファンやフィルター換気扇パーツをつけ置きするため、大きめのものを選ぶと良いでしょう。
• ブラシ：細かい部分やフィルターの汚れをこすり落とすために、サイズの異なるブラシが役立ちます。歯ブラシなどの小さなブラシも有効です。
• ゴム手袋：手を守るためだけでなく、掃除に使う洗剤から肌を守るためにも、ゴム手袋を着用することをお勧めします。

これらの道具を揃えるだけで、換気扇の掃除が格段に楽になります。特に、ブラシやスポンジは定期的に交換し、新しいものを用いると効果的です。

おすすめの洗剤とその特徴

換気扇の掃除には専用の洗剤が効果的ですが、いくつかのタイプがあります。以下におすすめの洗剤を紹介します。

• 業務用洗剤：換気扇内部の頑固な油汚れに特化した洗剤です。強力な洗浄効果があり、短時間で頑固な油汚れを浮かせますが、使用時には十分に換気をし、手袋を着用しましょう。
• 重曹：天然成分の重曹は、環境にも優しく、油汚れを緩和する効果があります。水に溶かしてペースト状にし、汚れに塗布すると効果的です。
• クエン酸：酸性の特性を持つクエン酸は、油分と結合して汚れを落とす助けになります。特にシミや酸化した汚れに効果的です。
• 中性洗剤：一般的な食器用洗剤を薄めて使用する方法も有効です。油分を取り除く効果があり、手軽に使えるため、日常の掃除に適しています。

洗剤の選定においては、目的や汚れの状態に応じて使い分けることが重要です。

特に業務用洗剤は強力なので、取扱いには注意し、指示に従って使用することが必要です。

換気扇の掃除を円滑に進めるためには、これらの道具と洗剤を有効に活用することが肝要です。

そして、使用後は必ず換気扇を組み立て直すことを忘れずに行いましょう。定期的に掃除を行い、清潔な換気扇を保つことで、快適なキッチン環境を維持することができます。

分解と準備

掃除の前に、まず換気扇の分解を行います。

安全のために電源を切り、コンセントを抜いてから始めてください。

次に、換気扇のフィルターを外します。フィルターは多くの場合、上に軽く上げて外すことができます。

フィルターを取り外したら、手に持って水で軽くすすぎ、汚れの状態を確認します。

続いて、カバー（フード）の部分も同様に外します。

ネジで止められていることが多く、しっかりと確認しながら取り外してください。

カバーが外れたら、換気扇の中にあるシロッコファンを取り外します。

特にシロッコファンには大量の油が付着している場合が多いです。

掃除用具については、雑巾やスポンジ、ブラシ、ゴム手袋などを近くに用意しておきましょう。十分に準備をすれば、掃除がスムーズに進みます。

換気扇頑固な油汚れ効率的な掃除手順

換気扇は料理の際に発生する煙や油を排出するための重要な機器ですが、放置しておくと油汚れが蓄積し、効率も低下します。適切な掃除手順を守ることで、換気扇を清潔に保ち、その効果を最大限に引き出すことができます。

ここでは、換気扇の効率的な掃除方法を詳しくご紹介いたします。

【手順1】ガンコな油汚れは「浸け置き」から

換気扇（レンジフード）は闇雲にお掃除をするのでなく、まずは固まった油汚れをやわらかくし、落としやすくすることが大切です。

使用する洗剤は汚れ具合で変えることが大切です。

主にスーパーやネットでも簡単に手に入りやすい、重曹や、油汚れに効く（アルカリ性）洗剤などを溶かした60度〜70度のお湯に1時間ほど浸けておきましょう。

浸け置き方法は、シンクに換気扇のパーツが入るくらいのバケツに漬け込んでいきます。

シンクが狭い場合は、換気扇がすっぽり入るサイズのビニール袋の中にお湯と洗剤などを入れ、その中に換気扇を浸け置きすることをおすすめします。

浸け置きすることで油汚れがやわらかくなり、格段に油汚れがお掃除しやすくなりますよ。

ちなみに油汚れは酸性の汚れのため、アルカリ性の洗剤が効果的です。

また、油は熱によってやわらかくなる性質を持っているため、浸け置きする際は水ではなくお湯を使用した方が効率的にお掃除ができます。水を使用することで油が硬くなってしまい、よりお掃除が大変になってしまいます。

たくさんの人がついやりがちなのが、換気扇（レンジフード）を取り外した後すぐに洗剤などでこすり洗いをすること。

これではガンコな油汚れを落とすために相当な力を入れてこすらなければいけませんよね。

しかも、そんな風に頑張ってこすったわりにはあまり汚れが落ちない、、、しかも強く擦ったことで、換気扇が傷がついてしまった！という残念な結果になることも。

「急がば回れ」と思って、まずはお掃除をしやすくするために、油汚れを柔らかくするために浸け置きから始めてみてください。

 

【手順2】浸け置きでゆるんだ油汚れをこすり洗い

浸け置き後、30分〜1時間程度で油汚れがゆるんできたらスポンジやブラシなどで油汚れをこすり洗いをします。

浸け置きをすることで油汚れがかなりゆるんでいるため、比較的楽に掃除ができるはずです。この「浸け置き→洗い流す」という2ステップだけでも、換気扇の軽い汚れからガンコな汚れまである程度キレイになります。

換気扇（レンジフード）周辺など、取り外しできない部分には浸け置きと同じ効果が得られる「湿布」を行いましょう。

汚れに洗剤などを吹きかけて、サランラップやキッチンペーパーを上から貼り付ける方法です。

そうすることで油汚れに洗剤が浸透しやすくなります。

こちらも浸け置きと同じように時間を置き、油汚れがゆるんできたら、ブラシでこすり、濡らした雑巾などで洗剤ごと拭き取るようにするとキレイになります。拭き取った後には必ず水で残ってしまった洗剤をしっかり流し洗いをしてください。

 

すべての部品が洗浄できたら、最初に分解した順に元の位置に戻します。

ネジの締め具合も確認し、特に脱落に注意を払う必要があります。作業が終了したら、電源を入れて動作確認をしましょう。これで換気扇の掃除は完了です。定期的に清掃を行うことで、換気扇を清潔に保ち、効率よく換気させることができます。

油汚れを防ぐためのポイント

換気扇の油汚れを防ぐことは、家の中を清潔に保ち、快適な環境を作るために非常に重要です。特にキッチンは、料理中に油や蒸気が発生しやすく、換気扇がその影響を受けやすい場所です。ここでは、日常的なお手入れや使い方の工夫を通じて、油汚れを防ぐ具体的なポイントを解説します。

日常的なお手入れ

日常的な手入れは油汚れを未然に防ぐための最も効果的な方法です。料理を終えた後に、換気扇やその周辺を軽く拭くことで、油分や汚れが固まるのを防げます。特に、調理する際に飛び散る油や蒸気に注意を向け、こまめに清掃することで、後々の大掃除を楽にすることができます。

具体的には、次のようなプロセスを取り入れると良いでしょう：

• 油で汚れた後は、すぐに濡れたタオルで表面を拭く。
• 週に一度は、換気扇のフィルターを外して簡単に掃除をする。
• 油汚れがひどくなりそうな場合は、油汚れ専用のアルカリ性洗剤を使って事前に浸け置きする。

これらの手入れを日常的に行うことで、手間を省きつつ清潔な状態を維持できます。

換気扇使い方の工夫

油汚れを減らすためには、換気扇の使い方を工夫することも大切です。

例えば、強い火力で調理すると油が飛び散りやすくなりますので、中火や弱火での調理を心がけると良いでしょう。

また、鍋の形やサイズも重要です。鍋が換気扇から遠い場合、大きな鍋を使うことで油が飛び散るのを防げます。

さらに、調理中は換気扇をつけて油の粒子を吸引することが大切です。料理を始める少し前から換気扇を回すことで、煙や蒸気が発生する前に外に排出され、油汚れの蓄積を防ぐことができます。

特に、炒め物や揚げ物をする際はその効果が顕著です。

他にも、調理中にフタを使うことも効果的です。

フライパンや鍋にフタをすることで、油の飛び散りを減少させることができ、換気扇への負担が軽くなります。

また、調理器具を適切に使用し、油を使う際は適量を意識することも賢い選択です。

過剰な油を使用しないことが、換気扇だけでなく、健康にも良い影響を与えるでしょう。

これらの日常的なお手入れと使い方の工夫を通じて、換気扇の油汚れを効果的に防ぎ、清潔なキッチンを維持することができます。

油汚れは一度溜まると落とすのが大変ですが、普段からの心掛けでその負担を軽くすることが可能です。

また特におすすめなのが、換気扇フィルターを使い捨てフィルターに変えることです。

使い捨てフィルターに変えることで、フィルターが汚れてきたら交換するだけなので、掃除が必要なくなります。

 

便利な掃除グッズの紹介

換気扇の掃除を効率よく行うためには、適切な掃除グッズが欠かせません。ここでは、市販で手に入る便利な掃除用具や、自作できる掃除アイテムについて詳しくご紹介します。

これらのアイテムを使うことで、掃除が格段に楽になり、結果としてきれいな換気扇を維持する助けになります。

市販の掃除用具

市販の掃除用具は、手軽に購入できるメリットがあります。特に換気扇のお手入れに適した商品には、以下のようなものがあります。

• 油汚れ用洗剤：換気扇には油汚れがつきやすいので、専用の洗剤を使用することで効果的に汚れを落とせます。スプレータイプや泡タイプなどありますので、使いやすいものを選びましょう。
• マイクロファイバークロス：この素材は油分をしっかり吸着してくれるため、拭き取りに非常に便利です。特に、細かい部分や凹凸のある面でも力を発揮します。
• ブラシセット：太めのブラシと細めのブラシを使い分けることで、広い面積と狭い隙間の汚れを効率的に除去できます。ブラシの毛先が柔らかいものを選ぶと、傷をつけずに掃除が可能です。
• 掃除用手袋：手を保護しながら掃除するための手袋は、化学薬品から手を守るだけでなく、滑りにくいものを選ぶことで、作業の効率が向上します。

これらの市販の掃除用具を揃えることで、自分で出来る対策として継続的に掃除が行いやすくなります。

しかし、使い方や商品選びには十分な注意が必要です。特に洗剤によっては、使用後に残留物が残りやすいものもあるため、丁寧に拭き取りましょう。

自作の掃除アイテム

自作の掃除アイテムは、コストを抑えられるだけでなく、環境に優しい選択肢にもなります。

自宅にあるもので簡単に作れるアイテムをいくつか紹介します。

• 重曹スプレー：水に重曹を溶かして作るクリーナーです。重曹のアルカリ性が油汚れを中和し、やさしく汚れを取り去ります。スプレー容器に入れて、換気扇の汚れに直接吹きかけ、少し置いた後に拭き取ると効果的です。
• 酢と水のミックス：同量の酢と水を混ぜ合わせたスプレーも、油汚れに対する洗浄力を持っています。酸性の酢が油分を分解し、掃除後はさっぱりとした香りが残ります。
• 古いTシャツやタオル：使わなくなったTシャツやタオルをカットして、布巾として利用します。洗剤を使わずに水拭きするだけでも、ほこりや軽い汚れを取り除くのに役立ちます。
• 端切れのスポンジ：スポンジが余っている場合、それをカットして異なるサイズの掃除用具として利用することができます。狭い隙間まで届くサイズに切ることで、細部のお手入れが可能となります。

自作の掃除アイテムは、単にお金を節約できるだけでなく、家庭に優しい掃除を実践することに繋がります。

キッチン換気扇の油汚れ掃除方法のまとめ

ガンコな汚れがつきやすいキッチンの換気扇ですが、最初に「浸け置き」という手順を踏むことで力を入れてこすらなくても簡単にキレイにすることができます。つい敬遠してしまいがちな換気扇掃除ですが、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。

キッチン換気扇のお掃除をサボってしまうと換気効率が落ち料理をする時に出る油や煙がうまく吸えなくなってしまいます。

なるべく長くキレイな状態をキープして、いつでも気持ち良く料理ができるキッチン換気扇を目指しましょう！

キッチン換気扇の油汚れの掃除はハウスエイトがおすすめ

ここまでキッチン換気扇のお掃除方法を解説してきましたが、それでもお掃除をする時間がなかなか取れない方や一度しっかりお掃除をしてもらいたいという方も多くいらっしゃると思います。神奈川県でお掃除のプロに換気扇のクリーニングをご希望の方は、お見積り無料、ご相談無料、神奈川県内出張費無料ですので是非ハウスエイトのお気軽にお問い合わせください。

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