エアコンを使うたびに鼻水や鼻づまり、くしゃみが止まらない —— そんな悩みを抱えていませんか?じつは、エアコンにたまったハウスダストやカビが原因で、鼻炎を引き起こすことがあります。
お部屋で快適に過ごすためにエアコンをつけているのに、鼻炎の症状に悩まされたら困りますよね。じつは健康被害だけでなく、エアコンの効率が低下し、電気代も増えているかもしれません。
本稿では、エアコンにたまったハウスダストやカビの除去方法をご紹介します。快適で健康的な空気環境を取り戻すために、ぜひ最後までチェックしてください。鼻炎と電気代を改善しましょう。
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目次
ハウスダストやカビのせい?エアコンとアレルギー性鼻炎の関係
まずは、エアコンとアレルギー性鼻炎の関係から解説しましょう。
なぜ、エアコンを使うと鼻水や鼻づまり、くしゃみが止まらなくなることがあるのでしょうか?
エアコン運転時に起こる鼻水・鼻づまり・くしゃみの原因とは
エアコンをつけたときに鼻水・鼻づまり・くしゃみが出る原因は、エアコンによって飛散したハウスダストやカビかもしれません (寒暖差で鼻炎の症状が出る場合もあるそうです)。
ハウスダストには、統一された定義がありません。一般的には《室内の微細なホコリ》を指し、そのホコリはさまざまなものが混合してできています。
たとえば、ハウスダストの中にはこんなものが混じっています。
- カビ
- 花粉
- 人やペットのフケ
- 砂ホコリ
- 排気ガス
- ダニのフンや死骸
- 衣類の繊維
- プラスチックの微細な破片
このような物質を含んだハウスダストは、アレルギー性疾患を引き起こす抗原(アレルゲン)になります。アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの原因になり得るのです。
参考:資源環境・廃棄物研究センター「ハウスダストとアレルギー」
エアコンを起動すると、室内やエアコン内部にたまっていたハウスダストが空気中に飛散します。エアコン内で増えたカビの胞子も、飛び散るでしょう。
それを吸い込むことで、アレルギー反応を引き起こし、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻炎症状が現われるのです。
エアコン使用時にこれらの症状が出るようなら、エアコン内部やお部屋の掃除、あるいは空気清浄機の使用などの対策を検討する必要があるでしょう。
ハウスダストやカビがエアコンにたまる理由
じつは、エアコンはお部屋を舞っているハウスダストを集めてしまいます。なぜなら、エアコンが以下のような仕組みになっているからです。
- 室内機が室内の空気を吸い込む
- その空気の温度を熱交換器が調整する
- 温度調整した空気を送風ファンによって吹き出す
エアコンは、空気を吸い込む際に、お部屋のハウスダストも一緒に吸い込んでしまいます。
ある程度のホコリはエアフィルターでキャッチできますが、微細なホコリはフィルターを通過してしまいます。そのホコリが、エアコンの風と一緒に部屋中に飛散するのです。
また、エアコン内部はカビが繁殖しやすい環境でもあります。繁殖したカビが大量の胞子をつくり、それも風と一緒に部屋中に飛散します。
鼻水・鼻づまり・くしゃみの対策と解消方法
鼻水・鼻づまり・くしゃみを緩和するには、小まめなハウスダストの除去と、カビの繁殖の抑制が大切です。試していただきたい対策をご紹介しましょう。
まず、エアコンに関する対策からお伝えします。
- エアフィルターの定期的な清掃
- エアコン使用時にカビが増えないように心がける
- スイッチを入れた直後は、窓を開けて5~10分ほど換気
エアフィルターの掃除方法やカビの抑制方法については、後述します。ここでは、換気の重要性についてご説明しましょう。
カビやホコリなどで内部が汚染されているエアコンは、起動直後にたくさんのハウスダストやカビの胞子を飛散させます。しかし、運転し続けると、その飛散量は徐々に減っていきます。
ですから、起動直後に数分間換気することで、たくさんのハウスダストやカビの胞子を室外に排出できます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
室内のハウスダスト対策もご紹介しましょう。
- 小まめな掃除
- 空気清浄機の使用
- 輻射式の暖房を使う
エアコンの風は、室内のハウスダストも吹き飛ばします。ですから、掃除機をかけたり拭き掃除をしたりして床や家具などにたまったハウスダストを取り除くことで、その飛散量を減らせます。
HEPAフィルターの空気清浄機も、有効でしょう。輻射式の暖房器具(オイルヒーターや温水式床暖房、遠赤外線ヒーターなど)も、風が発生しないため、ハウスダストが舞い上がるのを防げます。
エアコンからハウスダストやカビを取り除こう!おすすめの掃除方法
つづいて、エアコンからハウスダストやカビを取り除く方法をご紹介します。エアコンをつけると「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」が止まらなくなる方は、お試しください。
エアコンのフィルター掃除の手順
エアコンのエアフィルターにたまったホコリは、ハウスダストになったり、カビの栄養源になったりします。ですから、定期的にお掃除して取り除くことがとても大切です。
エアフィルターのお掃除手順をご紹介しましょう。
- エアコン前面の外装パネルを開ける
- 掃除機を使ってフィルターのホコリを軽く吸い取る
- エアコンからフィルターを取り外す
- 掃除機でフィルターのホコリを入念に吸い取る
- 浴室などでフィルターのホコリを水で洗い流す
- 残ったホコリは、ブラシを使って優しくかき出す
- 乾いた布でフィルターの水気を拭き取り、乾燥させる
フィルターのお掃除は、エアコンシーズン中は《2週間に1回》程度の頻度でおこなうのが理想です。ホコリが積もったりカビが繁殖したりするのを抑えられ、電気代の節約にもつながります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
なお、エアコンの中には《自動お掃除機能》が付いているものもあります。この機能は、エアフィルターのホコリを自動で除去してくれる便利な機能です。
しかし、ホコリの蓄積を完全に防ぐことはできません。ときどき自分でお掃除したり、ダストボックスにたまったホコリを処分したりする必要がありますので、ご注意ください。
自動お掃除機能については、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。
カビを抑える方法
エアコンを停止すると、冷えたエアコン本体と周囲の空気との温度差によって結露が発生します。この結露は、カビの育成に必要な「水分」となります。
ですから、カビの繁殖を抑えるには、常にエアコン内部を乾燥させる必要があります。
エアコン内にカビが生えるメカニズムについては、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。
エアコンの運転中は、通風により結露が生じにくくなっています。問題は、停止したときです。通風が止まり、あっという間に結露水を生じてしまいます。
そこでおすすめしたいのが《内部クリーン機能》です。近年販売されているほとんどのエアコンには、内部クリーン機能が搭載されています。
この機能は、送風運転または弱暖房を利用してエアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を抑制する機能です。エアコン内部をお掃除してくれる機能ではありません。
詳しくは、こちらをご覧ください。
内部クリーン機能がないエアコンは、冷房や除湿運転のあとに《送風運転》を3~4時間程度実施してください。それで、同様の効果を得られます。
内部クリーン機能や送風運転の電気代は、扇風機なみです。3~4時間程度実施したとしても、ほとんど費用がかかりません。冷房を停止するときは、積極的に活用してください。
プロのエアコンクリーニングのメリット
エアコンの内部にこびりついたハウスダストや、奥のほうで生えてしまったカビは、自動お掃除機能や内部クリーン機能を利用しても取り除けません。
取れなくなったハウスダストやカビを取り除きたい場合は、専門業者に依頼して《エアコンクリーニング》を実施してもらいましょう。
専門業者なら、一般の方が掃除できないエアコンの奥のほうも、専用の洗剤と道具を用いて高圧洗浄してくれます。一部を分解してから洗浄しますので、すっきりピカピカになりますよ。
他にも、こんなメリットがあります。
- 健康被害のリスクを低減できる
- エアコンの効率を向上させ、節電できる
エアコン内部のハウスダストやカビは、アレルギー反応を引き起こす原因になる可能性があります。プロのクリーニングによってこれらを除去することで、健康被害のリスクを低減できます。
また、カビやホコリがたまったエアコンは、効率が低下し、より多くの電力を消費します。プロのクリーニングでカビやホコリを取り除くと、エアコンの効率が向上し、節電につながります。
さらに、クリーニングによってエアコンへの負荷を軽減できれば、エアコン本体の寿命を延ばす効果も期待できます。
ハウスダスト対策商品を活用して、清潔な空気環境を実現しよう
最後に、ハウスダスト対策商品をご紹介します。うまく活用して、アレルギー反応を抑えましょう。
ハウスダスト除去に効果的なアイテム
ハウスダストの飛散量を減らすのに有効なアイテムの一例をご紹介しましょう。
- HEPAフィルターを搭載した掃除機
- HEPAフィルターを搭載した空気清浄機
- ウェットタイプの掃除用シート
じつは、床はダニの死骸やフンでいっぱいです。掃除機をかけることで、その飛散量を減らせます。空気清浄機を利用すると、空気中の微細なハウスダストもキャッチできるでしょう。
ただし、HEPAフィルターを搭載した商品がおすすめです。HEPAフィルターなら、花粉やホコリなど、空気中の微細な粒子をしっかりキャッチできます。
ウェットタイプの掃除用シートもおすすめです。ハウスダストをきっちり拭き取れるだけでなく、掃除機よりホコリが舞いにくいというメリットもあります。
ただし、アルコールを含むものが少なくないため、床材や床コートとの相性にご注意ください。
使ってはいけないエアコン用お掃除アイテム
一見するとエアコンのお掃除に効果がありそうなものの、じつはエアコンを故障させる原因になり得る製品もあります。そのようなアイテムは、使用しないほうが無難です。
例をあげてみましょう。
エアコン洗浄スプレー | エアコン内部に洗剤成分が残留しやすく、それが原因でカビがさらに繁殖したり、火災につながったりする可能性がある。 |
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カビキラーなどの塩素系漂白剤 | エアコンの金属部品を腐食(サビ)させる可能性がある。アルミニウムを溶かし、水素を発生させる場合がある。 |
アルコール除菌スプレー | 吹きかけることで、エアコンの基板やセンサーの故障、あるいは冷媒配管からのガス漏れにつながる恐れがある。 |
これらの製品を使用するよりも、エアコンのフィルターを定期的に水洗いしたり、ルーバーや外装カバーを拭き掃除したりするほうが安全です。
エアコン内部のお掃除については、自分でやらず、専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンの洗浄スプレーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。
カビキラーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
まとめ:エアコンのハウスダストやカビを取り、鼻炎を防ごう
エアコンのハウスダストやカビの除去方法をご紹介しました。ハウスダストやカビがエアコンの風と一緒に飛散すると、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎症状を引き起こす場合があります。
エアコンをつけたときにこれらの症状、あるいは目のかゆみ、喉のイガイガを感じる方は、本稿でご紹介した対策を実施してみてください。ただし、症状が続くようであれば、医者で受診しましょう。
一方、エアコンの内部にこびりついたハウスダストや、奥のほうで生えてしまったカビを取り除くには、エアコンの分解清掃が必要です。専門の業者にご依頼ください。
神奈川県でエアコンクリーニング業者をお探しでしたら、年間実績1000台超えの「ハウスエイト」にご相談ください。詳しい情報は、以下のページでご確認いただけます。
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この記事の監修者
株式会社my connect(ハウスエイト)
代表取締役
会社概要 »
経歴:平成26年にハウスエイトを設立し横浜市や藤沢市を中心に神奈川県エリアで、エアコンクリーニングやキッチン・お風呂などのお掃除をするハウスクリーニング業に従事。
経験を活かし、プロの目線で、汚れのことやお掃除に関するお悩みの解決方法をブログで紹介しております。
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